愛知県オーバーローンの注意点とリスクについて

オーバーローンの注意点とリスクについて

名古屋市千種区の不動産情報はヤマダ不動産星ヶ丘店
不動産豆知識
オーバーローンの注意点とリスクについて

物件価格以上に借り入れをおこなう「オーバーローン」は、資金のない方にとっては魅力的ですが、リスクもある借り入れ方法です。
そこで今回は住宅購入を検討されている方に向けて、オーバーローンについてご紹介します。

《住宅購入時の「オーバーローン」とは》
不動産購入における「オーバーローン」とは、住宅を購入するとき、物件の価格以上の融資をうけることをいいます。
住宅購入に際して必要となるお金は、建物や土地の代金だけではありません。
諸費用として、税金や手数料などが発生します。
諸費用は物件価格の6～10％が目安とされており、たとえば物件価格が3,000万円の場合は180万円から300万円ほどかかる計算です。

【住宅購入時にオーバーローンを利用する際の注意点】
自己資金がない場合でも住宅購入がかなうオーバーローンですが、利用にあたっては注意点も存在します。
なかでも住宅購入後すぐに手放すケースでは、購入時よりも高い金額で売却しなければ残債が出てしまいます。
また、住宅についている抵当権を消すためにはローンを完済する必要性があるため、オーバーローンで購入した住宅は売却が難しいことも注意点の1つでしょう。
そのほか売却以外の注意点として、オーバーローンでは物件購入にかかる諸費用に関して金利が高く設定されていることがあります。

オーバーローンでは、借り入れ期間中に次のようなリスクがあります。

【売却できないリスク】
注意点でご説明したとおり、オーバーローンでは売却がしづらい、という特徴をもっています。
売却に際しては、購入時よりも高く売却するか、返済に向けた手元資金を用意したうえで売却するという条件が求められ、売却したくても売却できない状態に陥るリスクがあります。
一般的な住宅ローンでは、支払いが厳しいときには物件を売却することで対処できますが、オーバーローンではそれができないのが大きなリスクとなるでしょう。

【財産分与のリスク】
離婚などによって財産分与をおこなうときにも、リスクがあります。
売却予定価格よりも住宅ローンの残高のほうが高いオーバーローンの不動産は財産としてみなされず、財産分与の対象にならない可能性があります。
また、オーバーローンの物件は売却のしづらさから離婚してもどちらか一人が住み続けなくてはなりません。
かりに夫婦の共同名義だった場合は両者とも返済を続けていく必要がある一方で、どちらかが住宅から出ていく必要があり、不公平になってしまいます。
このように本来売却することで解決する場面が、オーバーローンでは難しくなってしまうリスクがあります。

《まとめ》
今回は住宅購入を検討されている方に向けて、オーバーローンとそのリスクについてご紹介しました。
自己資金がなくても住宅購入がかなう一方で、さまざまなリスクもあるため、注意点をおさえて利用することをおすすめします。
私たちヤマダ不動産　星ヶ丘店・アイディアキューブ株式会社は、千種区・名東区を中心に豊富な売買物件を取り扱っております。
不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。